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教員紹介

イメージビデオ館

地元の市民によるバイカル湖岸の保全活動

このビデオでは、腐敗した緑藻の山を市民が除去しています。
バイカル湖は世界自然遺産で、長年、世界で最も貧栄養な湖の1つとされてきました。
しかし、ロシア科学アカデミー陸水学研究所の研究者の調査で少なくとも5つの地域で、2013~2016年の秋季に底生藻類の集積が起こったことが確認されました。それら5地域は市街地か観光地の沿岸でした。このことから、集中した人口からの下水が未処理、もしくは十分に処理されないで流入することで富栄養化が起こっていると考えられます。バイカル湖の全ての湖岸で固有種の海綿が大量死し、北部では巻貝が大量死し、また有毒な底生ラン藻が繁茂したり、大腸菌や工業廃水による汚染が見られることも科学者らの研究で分かってきました。
このビデオは、2014年9月14日にO. A. Timoshkin博士がZarechnyで撮影したものです。

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