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教員紹介

終了プロジェクト

国際共同研究TRUC(Transformation and Resilience on Urban Coasts)(2013~2016)

国際研究プログラムFuture Earth Coast(https://www.futureearthcoasts.org/)のメンバーと展開した研究です。下記に英語のホームページがあります。
http://www.bel-truc.org/index.php
地球環境変動(今回は高潮と熱波)を対象に、文理融合の超学際的研究を行うだけでなく、ステークホルダーとの連携を重視した内容になっています。 日本で行ったTRUCワークショップ「東京における気候変動適応策に関わるリスクとレジリエンス」の報告書は下記からダウンロードできます。
→報告書(105ページ・7.6MB)PDF_icon

また東京の気候変動適応策について行政、学識経験者、実務者などに世界の他のメガシティ(ロンドン、ニューヨーク、カルカッタ、ラゴス)と共通様式でインタビューした結果をまとめた論文は下記からダウンロードできます。
→論文(29ページ・665KB)PDF_icon

沈水植物復活阻害要因の解明と復活後の持続的生態サービス利用に関する研究(2012~2015)

沈水植物が復活しない原因を、大型実験池を用いた実験、現地調査、衰退前の分布範囲の復元によって解明します。また、沈水植物が復活した水域で生じている悪影響を現地調査に基づいて整理し、その防止策を提案することで、持続可能な湖沼生態系サービスの利用に貢献することを目指しました。

湖沼生態系保全を目的とした車軸藻類衰退要因の解明と植生復元法の検討(2009~2012)

車軸藻類を含む沈水植物の分布を、音響を使って3Dで復元する手法を開発しました。また、車軸藻類の衰退要因に農薬が関与している可能性があることを示しました。

農薬がシャジクモ類減少の一因である可能性に関するフィージビリティースタディ(2006年度)

1950年代半ばに各地の湖沼でシャジクモ類が衰退した原因の一部が除草剤ではないかとの仮説のもとに実験室実験とフィールド調査の両面から検討しました。

塩分が比較的安定している感潮域における付着性汚損生物の侵入動態の解明(2006~2007)

塩分が比較的長期的なスパンで変動する島根県の宍道湖・中海において、表在性でopportunisticな戦略をとる懸濁物食二枚貝ホトトギスガイの浮遊幼生がどのように定着し分布を拡大するのか、高塩分水の動態を同時に観測して検討しました。

サンゴ礁-海草藻場-マングローブ林から構成される複合生態系における環境動態の解析(2004~2007)

サンゴ礁・海草藻場・マングローブ生態系を、それぞれが相互作用を持つ「複合生態系」の中のサブシステムとして捉えなおし、複合生態系としての環境動態の中から特に、生態系の健全性と関わりが大きい有機物と栄養塩(窒素・リン)の動態を観測しました。また、新規開発した測器を用いて得られた画像をGISに整理しました。

宍道湖底層における酸素消費過程の解明(2005~2006)

湖沼の水質指標として重視されているCOD(Mn)が、酸素を消費しやすい易分解性有機物の指標としては必ずしも適切ではない可能性と、酸素消費は水中の有機物量ではなく、堆積物の有機物量や水の交換速度に依存している可能性の2点から、水中のCOD(Mn)を指標にした規制では内部負荷の減少には効果がない可能性を検討しました。

環境感受性が高い沿岸魚類の食生態分析に基づく環境動態解析手法の開発(2002~2004)

内湾で雌化が報告されているコノシロを対象に、安定同位体比を用いた食生態と有機塩素化合物との関係を検討しました。

日本の亜熱帯海域における海草藻場の評価手法に関する研究(2000~2002)

従来は航空写真で調べられていた海草の分布状況について、気球と水中ロボットで調査するシステムを開発しました。
→最終報告書(32ページ・1.3MB)PDF_icon

水棲生物食物連鎖におけるダイオキシン類の生物濃縮に関する研究(1999~2001)

宍道湖や東京湾の生物のダイオキシン濃度が食物連鎖を通じて増えるのかどうかを、横浜国立大学と共同で研究しました。

サンゴ礁によるCO2固定バイオリアクター構築技術の開発(1996~2001)

サンゴ礁は二酸化炭素のシンクかソースかという二者択一的な議論はおいて、仮にソースだとしても、どうすればシンクになり得るのかを検討しました。

富栄養化湖沼における食物連鎖を利用した水質浄化技術に関する研究(1994~1999)

→結果などの紹介

赤潮やアオコなどの植物プランクトンの異常増殖は大型動物を含む食物連鎖が正常に機能することによって防止できることを、窒素やリンを指標にして定量的に明らかにしました。また横浜国大との共同研究で、1940年代からの堆積中ダイオキシン濃度の変遷を解明しました。
→堆積中のダイオキシン(8ページ・148.3KB)PDF_icon

珪藻の生物地球化学とその古海洋学的応用(1996~1999)

ODP Site1016で採取したカリフォルニア沖コア堆積物について、安定同位体比などを用いて古環境を解析しました。
→過去136000年間のカリフォルニア海流の流況(10ページ・1.1MB)PDF_icon

モデルサンゴ礁における二酸化炭素固定技術の開発に関する研究(1992~1997)

サンゴ礁では植物による光合成に必要な栄養物質としての窒素のかなりの割合が大気から供給されることを、サンゴ等の安定同位体比を世界で初めて分析して証明しました。これによりサンゴ礁では二酸化炭素が放出されるとした定説が、国際的に再検討されることになりました。

石油の炭酸塩根源岩説を検討するための現成堆積物と石油との比較研究(1992~1993)

炭酸塩岩に関する研究において、炭酸塩堆積物中の有機物を正確に分析する方法を開発し、成果を国際誌に公表して普及しました。

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