陸水学とは,湖沼、河川、地下水、温泉、沿岸域など、降水も含む陸域の水に関して、いわゆる理学(地学、物理学、化学、生物学)の様々な側面から総合的に研究を行なう学問です。 自然環境構造学分野の前身は、1911年に設立された東京大学理学部地理学教室です。日本陸水学会創設に尽力され、名著「湖沼学」をはじめ日本の陸水学の発展に大きく貢献された吉村信吉先生や、長良川河口堰問題などの環境改変に対して科学者はどうあるべきかの規範を示された西條八束先生など、偉大な陸水学者が輩出したのが地理学教室です。 当研究室では先輩方が示された知と行動の方向を目指し、学生のみなさんが卒業後にどのような進路をとっても、水と人間とのあるべき関係を考え続けて行くような、そんな研究・教育活動を実践しています。
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